クリスマス。
それは、みんなが笑顔になれるステキな日!
街を彩るキレイなイルミネーション!
街中に流れるクリスマスソング!
たくさんの飾りに彩られたツリー!
まるで街が可憐に「クリスマスが来たよ!」って教えてくれてるみたい!
クリスマスと言えば、やっぱりサンタさん!
プレゼントという「夢」を一杯に抱えて、みんなにそれを届けに行くの!
とってもステキだよね♪
…あれ?
でもここで、可憐は大事な事に気が付きました。
みんなに夢を届けているサンタさんはどんな気持ちなんだろう?
「それなら、サンタさんになってみたらどう?」
咲耶ちゃんにそれを相談したら、そんな事を言われました。
子供たちに夢を配るサンタさんになる…。
それって、とってもステキなアイディアです♪
そんなわけで可憐は、咲耶ちゃんと一緒にサンタさんのアルバイトをする事にしました。
さっそく制服に着替えて、サンタさんに変身です♪
あ、そういえばサンタさんの服が赤いのは、何か理由があるって聞いたことがあるの。
何でだろ?
可憐には理由はわからないけど、赤で良かったって思うな。
だって、青や黄色じゃちょっと似合わないんだもの。
着替え終わったら、アルバイト開始です。
「いらっしゃいませ!」
たくさんの人々が、この店にはやってきます。
子供連れの家族、寄り添うカップル…。
「いいなぁ〜。私も、お兄様とあんなふうに寄り添ってクリスマスをすごしたかったわ」
「しょうがないよ。だってお兄ちゃんはクリスマスパーティーの準備をしているんだもん」
そう。
今日の夜に、亞里亞ちゃんの家でクリスマスパーティーを開くの♪
だからお兄ちゃんは、可憐たちのプレゼントや、ケーキの用意に余念がないんです。
可憐も手伝おうと思ったんだけど「僕がやりたいだけだから、可憐はゆっくりしてて」って言われちゃいました。
ちょっと残念。
可憐はお兄ちゃんのそばにいたかったんだけどな…。
しばらくして、たいぶお客さんが入ってきました。
「ちょっと込んできたわね」
「うん」
お客さんは、みんな笑顔でこの店にやってきます。
きっと、この日を楽しみにしてたんだね♪
だってクリスマスは、1年に1度しかない特別な日なんだもん!
楽しまないともったいないよね!
その時、咲耶ちゃんが可憐の肩をポンと叩いて言いました。
「…ねぇ、可憐ちゃん。あれってもしかして…」
咲耶ちゃんが指差した方向に目を向けると…。
「あ…お兄ちゃん!」
そこには手を振ってこっちに歩いてくるお兄ちゃんの姿がありました。
「やぁ、二人ともこんなところでどうしたの?」
「サンタさんのアルバイトなんです♪咲耶ちゃんに誘われて…」
「そうだったんだ」
「ねぇお兄様。せっかくだからケーキ買っていってよ♪」
「ちょうどいいや♪実はおいしいケーキを売ってる店を探しててね」
「可憐ちゃん。それじゃ二人で案内しましょ♪」
「うんっ♪」
「一口にケーキって言っても、かなりの種類があるんだなぁ…」
「すごい数だよね」
ショートケーキ、チョコレートケーキにチーズケーキ…。
それ以外にも聞いたことない名前のケーキがたくさん棚にならんでいます。
「こう多いと、何が一番良いのかさっぱりだよ」
「そうだね…」
可憐、ここで良い事を思いつきました。
「お兄ちゃん、このお店のオススメはどう?」
「それは名案だね♪」
オススメなら、もちろんそれはおいしいケーキのはずだもん♪
値段が高かったりしたら、さすがにダメだけど…。
「うん、これにするよ!」
「わかったわ。お兄様、ちょっと待っててね♪」
でも、このオススメケーキは一人で持つのが大変なくらい大きかったの!
だから、可憐と咲耶ちゃん2人でお兄ちゃんのところに持っていきました。
「うわぁ、結構大きいんだね〜」
「お兄様、一人で持てる?」
「うん、大丈夫だよ。二人ともありがとう♪」
可憐と咲耶ちゃんからケーキを受け取るお兄ちゃんは本当に嬉しそうでした。
にっこりと微笑むような笑顔…。そんなお兄ちゃんの笑顔を見れたから、ここで会えてよかった♪
…あ!
可憐、サンタさんの気持ちがわかりました!
サンタさんは、たくさんの人々にプレゼントを届けなきゃいけないから大変だけど…。
プレゼントを受け取った人の笑顔を見て、幸せな気持ちになれるんだって。
だって、今の可憐がそうなんだもん♪
ありがとう、咲耶ちゃん、お兄ちゃん。
可憐、またひとつ賢くなっちゃった♪
クリスマス。
それは、みんなが笑顔になれるステキな日!
街を歩いているみんな、自分にとって大切な人…そして、そこにいるあなたにも。
メリー・クリスマス!
(おわり)
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■:HN:ナオヤ
■:タイトル:「サンタの気持ち」
■:コメント:どうも、ナオヤです^^
前回の夏では間に合わなかったのでぜひとも今回はと思い、参加させていただきました!
サンタ=クリスマスという事しか私には思いつかなかったわけなんですけど「サンタさんの気持ち」はどうなんだろう?ということで書きました^^
余談ですが、サンタ服が赤いのは、コカコーラのCMが影響してるんだとか。
確かに、赤でよかったかも(笑)
さて、そのサンタさんですが、意外とあなたの近くにいるかもしれませんよ。
少なくともあなたにとって大切な人は、だれでも最高のプレゼントを持ったサンタさんになりうるのですから♪
それでは、よいクリスマスを!
メリー・クリスマス!
■:HP:
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■皆さんからのコメント■
・読んでいて、ホッとさせられます。
可憐ちゃんの純粋さ、素直さが素晴らしい。
変にヒネッた話にしていないところも、良かったと思います。
・とてもテンポ良く纏まっていて、読みやすく面白かったですv
こんな楽しげなクリスマスしてみたいものですね。(^^
・まさかサンタの立場になるとは!
最初からの意外な展開さと、そんな展開の中、凄くまとまった、心温まるお話で凄い気に入りました・・・!
可憐の優しい気持ちが、よく伝わってきます。情景描写等も細かくて、どんどんイメージが沸いてきました。
読んだ後、ホっと暖かい気持ちにさせて頂きました。
・オレのアルバイトはサービス業なので、いつもクリスマスになる度に、店に来るカップルに内心うんざりしていたオレですが(爆)、このSSを見て考え方を改めよう思いました。
そうすれば、クリスマスも楽しくなるかな…?
>サンタ服が赤いのは、コカコーラのCMが影響してるんだとか。
へぇ〜×12(笑)
・可憐の気持ちがちゃんと描けていたと思います。読んでて気持ちが明るくなりました。
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